ホーム > キャリアカウンセラーになるために > キャリアカウンセラー試験について > GCDF-Japan試験受験要綱
試験日の前日までにGCDF-Japanキャリア・カウンセラートレーニングを修了である事(12回の授業のうち10回以上出席をしていること[ただし、ご自身が所属されているコースの最終日が試験実施日よりも前であることが条件です]。
あるいは、大学院にてカウンセリングもしくはキャリアカウンセリング関連分野を専攻し修了しており、且つ社会人経験1年以上を有する者であること。
["専攻は別分野で、授業の中にカウンセリング関連のものも含まれていた"、という場合は対象になりません]
[大学院での専攻分野が上記に当てはまる方が試験を受験する事は可能ですが、GCDF-Japan資格取得のためにはGCDF-Japanトレーニングプログラムの受講が必須です]
※現在受講中で、試験までに受講修了予定者の方もお申し込みは可能です。 ※初めて受験される方は、「筆記・実技」の両方をご受験下さい。片方ずつのご受験はできません。 ※GCDF-Japanキャリア・カウンセラートレーニングの修了証発行月の末より3年を超えた場合には受験することができません。(受験を希望される場合には、再度、トレーニングを受ける必要があります)
※筆記試験もしくは実技試験のどちらか一方に合格し、次回以降の試験で再受験する場合、合格した試験については、合格通知を受け取った月の末から2年間に限り免除されます(2006年11月変更)。
※他団体のキャリアカウンセリング関連講座を修了された方で、GCDF-Japan試験を受験ご希望の場合は、当協会主催による研修:4日間の補講(カウンセリング実技中心・157,500円[税込])の修了が必須です。ただし、原則として厚生労働省が指定するキャリア形成促進助成金(職業能力評価推進給付金)対象の講座修了者に限ります。
4日間の補講をご希望の方は、修了された講座名・主催団体名を記載の上info@career-npo.orgまでご連絡下さい。
ご不明な点及び詳細は、トレーニング機関またはキャリアカウンセリング協会にお問い合わせください。
<筆記試験>
内容的には、理論を実際の面談場面で適切に使えるか、ということを評価します。「シーン」及び「指定する理論アプローチ」は毎回変わります。
論述問題例(参考問題)
以下のシーンのクライアントがいます。
「構造的アプローチ」または「発達論的アプローチ」いずれか好きなものを選んで、その理論の立場から
@推論とその根拠(理由)
・「どういうことが分かる」あるいは「どういう支援が役に立ちそうか」
・理論と上記の推論の関係性(理論から見た上記推論の理由)
A自分の意見
・自分として、このクライアントにどういう支援を行いたいか
について記述しなさい。
シーン:29歳会社員(女性)
大卒後約7年間、派遣社員として約5社を経験しています。もともとメディアやマスコミ関係の会社に入りたくて就職活動をしたのですが、結局受けた会社は1社も合格せず、仕方なく派遣社員として働いてきました。私は絵を書いたり、写真を撮ったりするのが好きで、それを仕事にしたいと思っていたのですが、全く甘かったなーと反省しています。
結局派遣で単純な事務系の仕事をやっているのですが、派遣の仕事は単調で、自分から何かを変える、という部分がほとんど無く、一方で派遣先の正社員が新しいことをやっているのを見ると羨ましくなり、環境を変えたくなってしまいます。1年程度同じ職場で働くと、自分から更新しないようにお願いして、新しい環境の会社に変わっているのですが、会社は変わっても結局は単純事務で同じことの繰り返しの気がしています。正社員にならないと駄目なのではないか、と焦りも出ますが、年齢も30に近づきもう正社員は無理かもという苛立ちもあります。
国内で難しいならいっそ留学をして海外で起業、とかも考えるのですが、友達からは無謀だと馬鹿にされます。このままただ事務をして人生を終わりたくないのです。どうしたらいいのでしょうか?
回答例(視点により無数の正答があります。理論をベースに根拠を含め論理的に説明してください。また「自分の意見」は自分の考えなので、理論に立った上で自分がどういう支援をしたいかを記入してください)
●構造的アプローチ
@推論とその根拠(理由)
「メディアやマスコミに入りたい」「絵を書いたり写真を撮るのが好き・仕事にしたい」「事務の仕事を“単純”“単調”と表現」「新しいことをやっていると羨ましい」等のことから、この方のパーソナリティタイプはA(芸術的)でないかと推測する。また、環境タイプは「派遣事務」「単純事務」「自分から変える部分ない」等から、事実はともかく、本人にとってC(慣習的)と感じている。
AとCは対極のタイプであり、今の環境が本人に辛いであろうことは推測できる。
A自分の意見
A以外のタイプもあるのでは、とアセスメントをする方法もあると思うが、今回の発言だけではっきりAの傾向は出ているので、本人が自分のタイプに悩んでいなければ面談の中でのアセスメントでタイプは考えたい(当然ながら関係構築を意識しながら進めます)。
自分としては特に、Aの仕事をどう探すか、という部分の支援をしたい。つまり、オプションのサポートである。例えば、派遣の仕事の中でも、A的な要素のある編集系の仕事を探してみる、や、あるいは会社としてA的な人が多い編集・デザイン系の仕事を探してみる、という方法もあるし、本人が少し考えている「専門職としての独立」を支援する方法あるいはその折衷的な方法もあるのではないかと思う。具体的職業情報をベースに、更に本人の志向性を伺い、手に入る仕事の中で最もパーソナリティと適合しているものを探せるよう支援したい。
●発達論的アプローチ
@推論とその根拠(理由)
29歳というクライアントはスーパーのライフ・ステージで言うと「確立」期の中でも「試行と安定期」にあたる。自分の適性や能力について現実の仕事とのかかわりを試行錯誤する時期であり、「5社を経験している」「正社員にならないと駄目なのではないか」「国内で難しいならいっそ留学をして海外で起業」等からも、まさにトランジションの最中にいることが推測できる。
また「1年程度同じ職場で働くと、自分から更新しないようにお願いして、新しい環境の会社に変わっている」という部分から、十分にトランジションに向き合わずに逃げている可能性も感じる。
支援としては、「国内で難しいならいっそ留学」等長期の話もしているので、このトランジションをどのくらいの期間で乗り越えればいいのか、という問題もあり、乗り越える方法を考える上で、シュロスバーグの4SトランジションのSUPPORTSをはっきりさせるのが役に立つのではないかと推測する。
A自分の意見
上でも述べたように、4Sトランジションをベースに、乗り越える方法を一緒に考えたい。特に、遅くともいつまでにどういう状態になりたいのか(例えば、32歳までに一生続けたいと思う職業・会社に出会う等)、それに近づくためのサポートはどんなものがあるか、等をはっきりさせて、今後の戦略を一緒に練りたい。ただ、個人的にはこのクライアントが問題に直面せずに逃げているのではないか、ということも感じている。これまでどういう時に辞めたくなったのかを伺い、辞めたくなる状況を把握した上で、次の仕事では(古い言い方であるが)「石の上にも3年」というように必死に振り切って初めて学べる・分かるものもあり、辞めずに振り切ってみることができるようにアドバイスをしていきたい。
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<実技試験>
採点方式
クライアント役と採点官が控えている個室へ入り、ロールプレイを行い、続けてその後に採点官による口頭試問を行います。採点は、ロールプレイと口頭試問の内容をもとに採点官が行います。録音をし後日採点官が再度検証した上で、合否を決定します。
※口頭試問は、厚生労働省の指針に基づいた3問程度です。自己評価(良かった点・気になった点)、クライアント役が抱えている問題の把握度合いや今後の支援、に関する質問などです。
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