継続学習について
2021年12月1日更新
キャリアカウンセラーが十分なカウンセリングを実施するためには、継続学習が必要不可欠です。GCDF-Japan資格では、継続学習ガイドラインに沿う3年間で45時間の継続学習を受講することが更新の要件となっています。
継続学習ガイドライン
1.と2.の双方を満たす学習が、継続学習として認められます。
- GCDF-Japanのコンピテンシーに該当する学習であること
<例>
○ 大学生の就職事情に関するウェビナー受講
○ 特定の年齢層支援場面におけるロールプレイング実施
○ 事例を持ち寄った勉強会
○ スーパーバイザーからの事例指導を受講
✕ ヨガレッスンに参加
✕ 英語教室に参加
✕ プログラミング演習を実施 - 自分自身が学習や指導を受けるインプット形式のもの(自ら他者へ実践する、指導するものは該当しません)
<例>
○ 集合型研修・セミナー受講
○ Zoom等によるオンラインセミナー・ウェビナー受講
○ スーパービジョン受講・事例指導の受講
✕ キャリアカウンセリングを実施
✕ 研修講師として登壇
✕ 自らスーパーバイザーとして実践
GCDF-Japanのコンピテンシー*
GCDFにおいては、資格者に必要な能力要件をコンピテンシ―として表しています。GCDFは、これらの分野の理論的な背景や必要性を理解し、さらに実践活用するためのスキルを身につけ、実際に行動することが求められます。コンピテンシーの詳細は下記一覧をご参照ください。
コンピテンシー 要約 |
|
1 | キャリア・ディベロプメントに関する理論・モデル キャリアに関する各理論・モデルを理解している。 |
2 | ヘルピング(カウンセリング) カウンセラーとしての基本的態度を有し、カウンセリングの6ステップ・プロセスとスキルおよびその理論的背景を知っている。 |
3 | キャリア・アセスメント クライアントにとって適切なアセスメント、アセスメントトレーニングを理解、利用できる。フォーマル・アセスメントは発行元ガイドラインに従い実施利用する。 |
4 | 法律とGCDFとしての倫理 GCDF倫理基準を理解し、それに従うことができる。また現行の労働関連法規を理解している。 |
5 | 多様な人々(特別なニーズをもつ人々)との協働 さまざまなニーズをもつグループや集団の特別なニーズを理解し、サービスを提供する。 |
6 | 労働市場情報・キャリア情報(LMI)とその情報源 労働市場や職業情報とその傾向を理解している。最新の情報源を活用する。 |
7 | テクノロジー 最新のテクノロジーであるコンピュータ(PC)やインターネットを活用する。 |
8 | エンプロイアビリティ・スキル(EMP) 就職・転職活動手法やクライアントが雇用されるための能力開発を援助する。 |
9 | クライアントおよび同僚のトレーニング クライアントがキャリアゴールを達成するためのトレーニングプログラムを開発する。そのプログラムを活用して、同僚のGCDFやクライアントのトレーニングを実施する。 |
10 | キャリア・ディベロプメント・プログラム(CDP)のマネジメント さまざまな組織(各サービス機関)や専門家と協力しながら、クライアントのキャリアコンサルタント・ディベロプメントを促進するプログラムを開発・運営することができる。 |
11 | プロモーションと広報活動 キャリアに関する研究会・事例研究会の計画、実践など、キャリア・ディベロプメント・プログラムのマーケティングとプロモーションを行う。 |
12 | コンサルテーションを受ける 定期的に専門家(カウンセラー、研究者、スーパーバイザー、コンサルタントなど)と相談する。 |
13 | ストレスマネジメントとメンタルヘルス*日本独自 ストレスとこころの病気に対する理解を深め、クライアント支援に役立てる。 |
14 | ファイナンシャルプランニング*日本独自 クライアント支援の幅を広げる「お金」の知識を身につける。 |
*『GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム テキストブック1』P22より引用
GCDF-Japan資格の更新手続きについて
資格更新手続きについては「GCDF-Japan資格更新について」をご参照ください。
【継続学習証明書の提出について】
2021年12月1日からのGCDF-Japan資格更新手続き受付分より、更新手続きの簡略化を目的として
継続学習証明書提出を廃止いたしました。
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